旅　アートなる

自由　　　　　　　　　１９９７　ネパール１６日目　日本離れて７６日目

　ＡＭ６：００・・・・・・

昨夜は金縛りにあってしまった


夜中　急に寝苦しくなり

身体が痺れて動かない




ヤバイ　

ごぉ～～～～～って音がして

ジャングルから獅子が走って来た




ベッドで寝ている私の

わき腹をガブって噛み付いた

水牛の様な感じだが

大きい　パンチ　パンチ




ふっ、と意識が戻った　

わき腹に違和感が残る・・・



人間はジャングルをこれ以上

荒らすなと言っている・・・

そう解釈した・・・



熱いシャワーを浴び

気持ちを入れ替え




食堂でモーニング

相変わらずスペシャルな朝食

勿論、ジャムも頂く・・・



今日は早めに宿を出て

ジャングルの入り口に

向う



象に乗るお客が並んでる

１頭の象に　象使いのオジサン

お客は背中の台に４名



サファリルックの白人達が
　　　　　　　　　
次々乗り込む




　　　　　　　　　　　　２ｍのブッシュを抜けると見晴らしの良い所でサイが・・・

私の隣はインド人青年

後ろはインド人夫婦



象の背中は案外揺れる

川にもザブザブ入るが

落とされない様に　　ギュッ

木の手すりをシッカリ掴む



野生のサイも何頭も居て

その度に象使いのオジサンが

「フォト　フォト」と止まってくれるが

私は象に乗っている自分を

写して欲しい～



葉の生い茂る道を歩き

ミルガ（鹿？）も驚いて逃げる




桑の実を枝から採り

ジェスチャーで「食べれるよ」と

教えてくれる・・・甘くて美味しい



約２時間歩き回った・・・

帰りに　ジャングルの門の

近くに大きいサイが居て




象が怒って威嚇してるのか

大きく頭を振り怖かった～

サイが逃げてくれたので

またオトナシイ象に戻ってくれた・・・




昔はこのジャングルの中を

自由に歩き回っていたんだろうなぁ・・・

自然の中にも秩序が有って
　　　　　　　　　　　　　　　
食物連鎖も上手く回って
　　　　　　　　　　　　　　　
　


野生の動物に比べたら

人間は何てチッポケで

弱いんだろう・・・

人間が踏み込んでは

いけない領域のような気がした



昨夜の獅子もこの事を

知らせたかたのかな



この日は気持ちが

落ち込んでしまい

早く移動したいと思ってしまった・・・



大きなパワーに圧倒されたのか




夕飯にチャーハンを食べ

風邪でもないのに薬を飲み

サッサと横になった・・・